2005年12月22日

鹿島“世界一”監督アウトゥオリ氏獲りへ(日刊スポーツ)

鹿島が、世界クラブ選手権で優勝したサンパウロ監督のパウロ・アウトゥオリ氏(49)に来季監督就任を正式要請したことが21日、分かった。今季限りで退団するトニーニョ・セレーゾ監督の後任を探していたが、クルゼイロやペルー代表監督を務めるなど経験豊富な同氏を最有力候補に決め、この日から交渉を開始した。複数年契約を打診する予定で、合意に至れば鹿島にクラブ史上6人目のブラジル人監督が就任する。

 鹿島が世界一のクラブの指揮官を招聘(しょうへい)する。10月にトニーニョ・セレーゾ現監督の今季限りでの退団が決まり、当初は元鹿島コーチで現川崎Fの関塚隆監督の復帰が濃厚だった。だが、同監督に断られてからはブラジル人指導者を中心に後任の人選を進め、アウトゥオリ氏の名前が浮上。鹿島幹部は「ブラジルのスタッフに交渉の準備に入るよう伝えた。契約できるかは交渉次第」と話し、最有力候補として招聘する方針を明かした。

 鹿島側は、世界クラブ選手権のサンパウロ来日に合わせて交渉の準備を開始。今月10日には、同氏の関係者がホーム開催だった天皇杯5回戦の大分戦を訪れるなど、水面下で協議を重ねてきた。アウトゥオリ監督は97年にクルゼイロを率いてリベルタドーレス杯で優勝。今年4月までペルー代表監督を務めるなど、指導者としては若手ながら経験豊富。18日の世界クラブ選手権決勝では、攻撃重視なブラジルのスタイルを捨てて、欧州王者リバプールを鉄壁の守備で完封した。緻密(ちみつ)な戦略家で、臨機応変な采配を鹿島関係者は「日本向きの指導者」と高く評価している。

 一方、サンパウロ側も上層部が「来季も引き続き契約してもらう」とアウトゥオリ監督の引き留めに必死だ。同監督も世界クラブ選手権で来日中は「サンパウロとの契約もあるので、日本で指揮するのは不可能。いつかはやりたい気持ちがあるけど」と話していたが、親しい関係者には「海外で指揮したい」とオファーに前向きだという。現役時代のセレーゾ監督がサンパウロに所属し、親交があるのも大きい。鹿島側は年明け早々にも幹部をブラジルに派遣し、1月9日までの同監督の休養期間を利用して契約交渉を進める。

 鹿島側は今後も「安定したチームづくり」を目指し、2年以上の複数年契約を打診する考え。サッカー王国の若き指導者を迎え、常勝軍団復活へ。総力を挙げて獲得交渉に臨む。

http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-051222-0002.html
posted by 偏 at 17:05| NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする