2006年05月17日

FW唯一のW杯経験者・柳沢、次なるターゲットはベンチ入り(サンスポ)

2大会連続でW杯メンバー入りした日本代表FW柳沢敦(28)=鹿島=が16日、茨城・鹿嶋市内で練習を行い、17日に集合する国内最終合宿を前に最終調整した。右足第五中足骨骨折から代表復帰を果たし、次なる目標は「23分の18」の戦いを制すことだ。



『勝つ』まで待っていられない。W杯メンバー発表から一夜明け、柳沢がカブトの緒を締め直した。チームでの練習を打ち上げ、切れ長の目は18人のベンチ入り枠をとらえた。

「この先も試合に出られる人と、出られない人が出てくる。チームのために戦う、というのが大事。力を発揮できるコンディションを作れるように頑張ります」

右足第五中足骨骨折のアクシデントを乗り越えて、ギリギリで勝ち取った2度目のW杯代表。だが、立場は決して安泰ではない。エース候補だった久保(横浜M)がコンディションの不安から落選…。ジーコ監督は「なら柳沢は?となるが、骨折からの復帰はフィジカル面が整えば問題ない」と説明したが、まだ万全のコンディションではないという点では柳沢も同じなのだ。

W杯本番ではメンバー23人のうち、5人が毎試合「ベンチ外」になる。23分の18−。FW陣なら5分の4、つまり1人がベンチから外れる。柳沢は3月25日の千葉戦で骨折し、前日15日に実戦練習を再開したばかり。試合復帰すら果たしていないだけに、代表通算55試合で17得点の実績が頼みの綱となる。

今月27日に29歳となるFW最年長は、このポジションで唯一のW杯経験者。中田英ら中盤のメンバーにも意見を伝えられる存在だ。17日には国内最終合宿地の福島に移動する。首脳陣と練習予定を話し合うが、まずは攻撃陣の精神的支柱を担う。

「みんなチームを引っ張っている人たちだし、リーダーシップは必要ないのかも…。ただ、チームのためにというのは忘れちゃいけない。ファミリーですからね」。練習後には、後輩からW杯代表と誕生日の前祝いを兼ねた“卵爆弾”を頭に食らった。このセレモニーが“内なる戦い”への意欲をかき立てたのは確かだ。

http://www.sanspo.com/soccer/top/st200605/st2006051702.html
posted by 偏 at 17:37| NEWS