2006年08月20日

屈辱から2カ月…柳沢 再起の一発(スポニチANNEX)

“古井戸”も忘れるな!J1第18節第1日は19日、各地で7試合を行い、鹿島はホームで浦和と対戦し、2―2で引き分けた。W杯日本代表のFW柳沢敦(29)は後半24分、ワンツーから左足で浮かした技ありのシュートで、3月5日の開幕戦(広島)でハットトリックを決めて以来となる5カ月ぶりのゴールを奪った。また、名古屋のU―21代表MF本田圭佑(20)が磐田戦で2ゴールをマークしA代表入りをアピールした。G大阪が大宮を下して首位に立った。

 熱帯夜を超える“熱さ”だった。5カ月ぶりの、そしてカシマスタジアムでは3年ぶりの一発。柳沢は右腕を突き上げ、体を震わせながら喜びを爆発させた。

 「しばらく点が取れていなかったんで、取りたいという気持ちはあった」。柳沢らしいゴールだった。カウンターから左サイドに開いてボールをキープすると、駆け上がってくるアレックス・ミネイロを待つ。相棒とのワンツーで日本代表DF闘莉王を置き去りにして、前に出てくる山岸の動きを見て左足でふわりと浮かせた。

 W杯ドイツ大会のクロアチア戦(6月18日)で、得点機にミスキックしチャンスを逃したプレーが批判の的になった。精神的なダメージは計り知れず、チームへの合流時期の延期を自ら申し出るほどだった。鹿島に戻ってからも対戦相手のサポーターから激しいブーイングを何度も受けた。それはこの日の浦和戦も同じだった。「常に努力していかないといけない」。そう自分に言い聞かせ練習に取り組んできた。

 練習後のクラブハウスでは誰よりも体のケアに時間をかけている。3月に右足第5中足骨を骨折し、急ピッチのリハリビでW杯本番に間に合わせたため反動で調子を崩した。メッシーナ時代に痛めた左足首痛も完治していなかった。それでも自分自身を信じて努力を重ねようやくコンディションが上がってきた。

 「ホッとしたというよりも、もっともっとやろうという気持ちにさせられた」。ジーコジャパンの古井戸組だが、オシム監督は「古い井戸にもまだ水は残っている」と代表の門戸を閉ざしたわけではない。ピッチでの悔いは、ピッチで晴らす。柳沢が誇りの青いユニホームを取り戻す。

 ≪小笠原先制アシスト≫MF小笠原は先制点をアシストする活躍を見せた。前半40分、右CKでニアに飛び込んでくるアレックス・ミネイロの頭にピタリと合わせた。献身的な守備も披露したが「2―0になってもっと楽な展開で勝たなければならなかったのに」と悔やんだ。メッシーナのオファーに対して前向きな姿勢を見せており、セリエA残留が決まれば移籍を決断する可能性が高い。新たな動きが出るまでは鹿島でのプレーに集中する構えだ。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/08/20/01.html
posted by 偏 at 14:34| NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする