2006年08月27日

小笠原Jラストゲーム(各誌)

小笠原Jラストゲーム飾れず/J1(日刊スポーツ)

鹿島MF小笠原満男(27)が、最後のJリーグ戦で有終の美を飾れなかった。イタリアのメッシーナへの移籍を目前に臨んだ広島戦。故郷の岩手県から駆けつけた両親も見守る中、攻守両面でチームをけん引したが、0−2でまさかの完敗。試合後、サポーター席から「イタリアでも頑張って」と声を掛けられたが、顔を上げることなく8年間慣れ親しんだ本拠地のピッチを後にした。

 小笠原は「勝てなくて残念です。思い切ってシュートを打てるような形をつくれなかった」と声を絞り出した。前半36分に相手DFの頭上をわずかに越える浮き球パスでMF野沢のダイレクトボレーを引き出すと、後半19分には正確な右CKをFWアレックス・ミネイロの頭に合わせた。攻撃を組み立てる一方で、ピンチには最終ラインまで駆け戻り、体を投げ出して守備。普段は冷静な分析家が「試合中のことは、よく覚えてないんです」と無我夢中でボールを追った。

 鹿島は今季2度目の連敗を喫し、4試合勝ちなしで首位戦線から脱落した。勝利による最後の恩返しは果たせなかったが、司令塔の後継者の1人、野沢は「いいイメージを持って(欧州に)行かせてあげたかった。でも、僕らはチャンスだと思って頑張らなくてはいけない」とプレーを通じてメッセージを受け取った。小笠原は今日27日に鹿島側と移籍の最終確認を行い、翌28日にも渡欧する予定。移籍期限の今月末までにメディカルチェックと正式契約を行う。Jリーグでの経験と思い出を胸に、新たな挑戦に乗り出す。

http://www.nikkansports.com/soccer/p-sc-tp0-20060827-81325.html

好機演出も…鹿島・小笠原“ラストゲーム”白星で飾れず(サンスポ)

J1第20節第1日(26日、鹿島0−2広島、カシマ)セリエAに残留濃厚なメッシーナが獲得を発表しているMF小笠原=写真=は、本拠地の大歓声に応えられず。鹿島でのラストゲームとなる可能性が高い中、再三の得点機を演出したが0−2で敗れた。「残念だけど、点が入らないと勝てない…」と唇をかんだ。早ければ27日に移籍が正式決定し、28日にもイタリアへ旅立つ。

http://www.sanspo.com/soccer/top/st200608/st2006082705.html

小笠原ラス闘飾れず…J1第20節(報知)

◆鹿島0―2広島(26日・カシマ) 鹿島は0―2で広島に負け、セリエA・メッシーナへの移籍が決定的となっているMF小笠原満男(27)の“国内ラストマッチ”を飾れなかった。

 こん身の右足弾はネットを揺らせなかった。ロスタイム3分を経過して得たゴールまで約30メートルのFK。MF小笠原が蹴ったボールは、ゴール前で相手DFにはね返された。「シュートまで持っていくことが必要だった。そういう形が作れなかった」。直後、終了の笛がむなしく響いた。

 メッシーナへの移籍は秒読み段階。27日に鹿島フロントと最後の話し合いを行う。早ければ27日にも鹿島に正式オファーが送付される。正式決定なら、この広島戦がラストゲームに。最後を飾りたかった。だが、試合は0―2。MF野沢も「いいイメージで終わらせてあげたかった」と唇をかんだ。

 現在、鹿嶋市内のカシマサッカーミュージアムには、ドイツW杯に出場した小笠原とFW柳沢の代表ユニホームが展示されている。だが、小笠原のものはサインが入っていない。関係者によると、小笠原は展示後の返却を希望しているという。

 02年日韓W杯はわずか6分の出場に終わった。ドイツW杯は146分出場。予選敗退も、大きな財産を得た。自分のユニホームを身近に置くことで世界での経験を思い出す。そしてメッシーナで新たな経験を積み重ねる―。さらなる飛躍の舞台が待っている。

http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20060827-OHT1T00100.htm

移籍秒読み 小笠原ラスト飾れず…(スポニチANNEX)

【鹿島0―2広島】背中は揺れていた。90分間、戦い抜いた小笠原は肩で息をしていた。8年半、走り続けたカシマスタジアムで「全力をつくす」というモットーを最後まで貫いた。サポーター席の大コールに、右手をそっと上げた。感謝の気持ちを伝えていた。

 「勝てなくて残念。点が入らないと勝てない」と試合後は敗戦の悔しさだけが口をついた。前半36分には野沢とのアイコンタクトからループパスを送った。味方への1つ1つのパスに、メッセージがこめられていた。この日は両親を試合に招待していた。言葉には出さないが、この試合に懸ける思いは強かった。

 秒読み段階に入ったメッシーナ移籍。前日25日にはメッシーナ側が1年間のレンタル移籍での獲得を発表した。セリエA残留が確定すれば近日中にも移籍が決まる見通しだ。だが、周囲に与える影響を考えてか、チームメートに移籍話を切り出したことはない。自分のことよりも、チームのことを第一に考えているから。不器用な男の思いは全員に伝わっていた。後輩の野沢は「いいイメージで終わらせてあげたかった」と唇をかんだ。

 26日付の現地紙は「さあ小笠原、新しい中田の登場」というタイトルで特集記事を掲載。ジョルダーノ監督は「非常に有益な存在」と即戦力としての期待を高めている。小笠原は27日に鹿島側と話し合いを持ち、28日にイタリアに渡る方向で調整している。次なるステップへ、新たな旅に出る。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/08/27/02.html
posted by 偏 at 11:51| NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする