2007年09月23日

田代2発!難病の友に勇気贈った(スポニチANNEX)

【鹿島3―1新潟】鹿島FW田代が難病と闘う友人にささげる2ゴールを決め、チームを勝利へと導いた。0―1の前半11分だ。左クロスからMF小笠原の折り返しを右足でゴール。同33分には、DF内田からの右クロスを得意のヘッドで決めた。6月16日の広島戦以来、98日ぶりの同点ゴールと、貴重な決勝弾でチームは優勝戦線に踏みとどまった。「結果が出てなかったので、これが最後のチャンスだという気持ちでやった」とホッとした表情をのぞかせた。

 特別な思いがあった。今年に入り、兄の友人で「特発性拡張型心筋症」という難病と闘う宇野純平さん(21)と知り合った。7月に福岡市内の病院を訪れて激励。その際、ゴール後に胸を叩くパフォーマンスを約束した。そして、この日、約束通りのパフォーマンスを2度も見せた。

 「特発性拡張型心筋症」の完治には、海外で心臓移植手術を受けるしか方法がないという。だが、そのためには渡航費、手術費、滞在費に加え、飛行機の改造費、数個の人工心臓の確保など、1億円に上る費用が必要となる。26日には、募金活動などの詳細を発表する会見(福岡県庁)があるだけに、田代は「その26日までにゴールできて良かった」と笑みを浮かべた。

 病室のテレビで応援していた純平さんからは試合後、「心拍数と血圧が上がった」とのメールが届いた。「やっとゴールできたとメールを返します。このゴールで勢いに乗っていければ」と田代。05年以来、カップ戦を含め、自らが得点を決めた試合は15戦全勝。今後も自らの得点でチームを勝利へと導き、純平さんにさらなる勇気を与えるつもりだ。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2007/09/23/03.html
posted by 偏 at 09:03| NEWS