2005年08月25日

小笠原から4点!司令塔戻って鹿島爆発(報知)

 ピッチには沈痛な顔をしたハムレットはいなかった。帰ってきた小笠原が、7点中4点を生み出し、再出発を飾った。

 前半31分に、左足のシュートで本山のゴールを導き出すと、7分後にはFKから羽田の約4年ぶりの得点をアシスト。さらに終了間際、真骨頂を見せた。正面約20メートルのFKを、ゴール右隅へ鮮やかに突き刺した。後半42分にも、カウンターから再び右足。早くも自己最多となるシーズン8得点に届いた。

 「勝ってよかった。いつも通りでした」試合後は言葉少な。だが、心中期するものがあった。前節・広島戦を、セリエAレッチェへの移籍問題の心労で、自ら出場を辞退した。あまりにナイーブな選択に賛否両論が渦巻く中、22日に信頼する鈴木満取締役強化部長に打ち明けた。「今季は割り切って、優勝できるように頑張る」この日までにレッチェは今夏の獲得を見送り、オフに照準を合わせることを決めた。すべてを簡単に水には流せないかもしれないが、プロである以上吹っ切らなければならない。そんな意思を90分間ボールに込めた。

 広島戦で敗れ、歯車が狂いかけたチームも、1997年8月9日の名古屋戦以来、歴代最多7得点。国内最高の司令塔が、地力を引き出した。「ミスしないし、落ち着くし(存在は)大きいよ」(鈴木強化部長)「結果も残しているし、どうみても満男がいると違う」(曽ケ端)。小笠原は「みんなで取った1勝。どんどん勝って最後は優勝したい」と、かみしめるように話した。スタンドに用意された「待ってたよ満男8今日は絶対に勝とう」の横断幕が、原形をとどめないほどに、歓喜で揺れていた。
 
◆レッチェ9月来日へ

 【レッジョ・カラブリア(イタリア)24日=白田恵美】イタリア・セリエAのレッチェがMF小笠原満男(26)の今夏の獲得を断念したことを決定した。代理人のオベルト・ペトリッカ氏が24日、明かした。今後は1月の獲得を目指して交渉を進めるという。

 ペトリッカ氏によれば、レッチェ幹部が23日に話し合いを行い、決定したという。小笠原本人は移籍を強く希望したが、同氏は「彼が今回の移籍問題で精神的にダメージを受けているという話も聞いた。リーグ優勝に向けて選手にも、クラブ側にも落ち着いて取り組んでもらいたいから」と説明した。

 鹿島側は来年1月の移籍は容認する意向で、同氏は「今回の見送りで鹿島側といい関係を持ち続けていきたい」とし、1月の獲得に向け、9月に来日する予定だという。

http://www.yomiuri.co.jp/hochi/soccer/aug/o20050824_10.htm
posted by 偏 at 08:04| NEWS