2007年12月02日

V決定弾の鹿島・本山が独占手記「チャンスがあれば海外で」 (サンスポ)

J1最終節(1日、鹿島3−0清水、カシマスタジアム)奇跡の逆転で10冠を達成した鹿島。今季、リーグ全試合に先発、この日も後半3分に25メートルミドル弾を決めて優勝を決定づけたMF本山雅志(28)がサンケイスポーツにチーム、監督、今後の夢などについて手記を寄せてくれた。

 ここまで長かった。足が痛いというと外されるから、痛みがあってもいわなかった。全試合に先発できたのは我慢できたからだと思う。

 今季からプレースタイルを変えた。パズルのようにそれぞれに役割があって、それが合わさったときに1つの形になる。攻めたい気持ちもあるけど、そういうことを感じてプレーできるようになってきた。今年は監督が代わって、試合に出るためにも、要求されるプレーを心がけた。ミーティングでチームのいい部分を編集したビデオを見たら、自分が(相手に)寄せる動きだったり、守備をしていた場面が出てきた。監督に直接いわれたわけじゃないけど、求められていることを感じた。自分を殺したことで少しはチームに貢献できたと思う。

 ジーコやレオナルドがつけていた背番号10。02年からつけているが、(鹿島では)日本人で初めてだし、何かをやらなきゃいけないと思っていた。でもオリヴェイラ監督は「ジーコやペレのように神から才能をもらった選手のようにプレーしなくていい」と話してくれた。少しは背番号10のカラーを変えられたのかなと思う。

 今年で28歳。入団したときは、10年くらいで引退すると考えていた。プロでそれくらいやれれば十分かなと。それを考えるともう引退していないといけないけど、いまは全く考えていない。やっぱり、サッカーはおもしろいし、今も新しい発見がある。カズさん(横浜FCFW三浦知、40歳)までは無理だけど、体が動かなくなるまで走り続けたい。

 これまではチームで勝つことだけを考えていたけど、自分にも夢がある。チャンスがあれば海外でプレーしたいと思っている。これ以上、年を取ると行きづらくなる。来年が最後のチャンスだと思っている。日本とは違う環境には経験したことがない何かがあると思う。それに挑戦したいという気持ちはある。

 チームも少しずつ変化していかないといけない。ジーコの影響は大きいけど、それだけで勝ち続けられるわけではない。伝統も大事にしつつ、自分たちで新しいものを作っていく必要がある。ピッチに立ってプレーするのはジーコではなく、僕らなのだから。

(鹿島MF)

■本山雅志(もとやま・まさし)
 1979(昭和54)年6月20日、福岡・北九州市生まれ、28歳。東福岡高から、98年に鹿島入団。00年には主力としてJ史上初の3冠に貢献。各世代の日本代表としては、99年にワールドユース代表準優勝、00年のシドニー五輪にも出場した。同年6月のボリビア戦でA代表デビュー。J今季34試合2得点、同通算219試合28得点。代表通算28試合0得点。1メートル75、66キロ。

★アントラーズ戦士喜びの声

◆GK曽ケ端
「監督は練習から頑張った選手をしっかり使ってくれた。選手の競争心が優勝を導いた」

◆DF内田
「頑張ってきたシーズンで獲れた優勝。うれし泣きは初めて。みんなの姿がかすんで、まぶしかった」

◆DF大岩
「最後まで情報が入ってこなかったんでびっくり。これまでのサッカー人生でこんな優勝は初めてです」

◆DF岩政
「優勝できると思わなかったので信じられない。自分は1冠目。ここまでやってきたことが報われた」

◆DF石神
「試合に出ると相手は僕を狙ってくる。しようがないけど、逆にやってやろうという気持ちでやれた」

◆MF青木
「今季は結果を出さないと代えられる、常にその思いでプレーしたことが最後の連勝につながった」

◆MF小笠原
「以前は当たり前のようにタイトルを獲ったが、その後は勝つことの難しさを感じていた」

◆MF本山
「あきらめていなかった。終盤苦しい試合に勝ち、チーム一丸となったことで優勝できた」

◆MF野沢
「最初はけがで出遅れたけど、ここまでこれたことは自信になるし、みんなに感謝している」

◆FWマルキーニョス
「タイトルが獲れたのは強い気持ちで戦ったから。この仲間で優勝できてよかった」

◆FW田代
「最高です。9連勝だし、みんなが優勝をあきらめなかったから最後にこういう結果になったと思う」

◆FW柳沢
「最後はみんなの頑張りで勝ち取った優勝。今季は苦しんだ分だけ喜びが大きい。今後に非常に大きな意味がある」

http://www.sanspo.com/soccer/top/st200712/st2007120207.html
posted by 偏 at 22:00| NEWS