2005年10月31日

鹿島ドローも 苦手相手に勝ち点1(スポニチ)

【鹿島0―0C大阪】いつもの辛口コメントは出てこない。相手の2倍のシュートを放ってのドローにも、試合後のトニーニョ・セレーゾ監督は笑みを浮かべていた。今年、公式戦3戦全敗だった苦手のC大阪から得た勝ち点1。「自分たちのサッカーをやり遂げた選手を誇りに思いたい。アウエーの状況で勝ち点を取れたことはプラス」と言葉を弾ませた。

 攻守の全体の連動が指揮官を納得させた。特に守備。悪い時期はラインがズルズルと下がっていたが、「ボランチの負担を減らすため」(DF岩政)と高い位置をキープして速いカウンターに対処した。中盤との連係と、途切れない集中力で2試合連続無失点に抑えた。岩政は前半42分、FKに合わせて勢いよく飛び込んでポストに顔面を直撃。少し休んだだけでピッチに戻り、「記憶がない」状態でプレーを続けた。勝利への気迫は全員に伝わっていた。

 ただ、ことごとくGKの正面をついたシュートの精度は課題。MF小笠原は「もったいない」と悔しさをのぞかせた。収穫もあり、課題も見えた。G大阪との勝ち点差は1まで迫った。「もっとシュート練習をやる」。逆転優勝へ。指揮官の言葉には自信が含まれていた。

 ≪ロスタイムに決定機逸す≫悔やんでも悔やみきれない。C大阪は勝ち点3と8連勝を逃した。後半のロスタイム。ロングパスを受けたファビーニョがGK曽ケ端と1対1になる。かわして無人のゴールへ放ったシュートは無情にも右へ外れた。

 「最後の場面は体力の限界に来ていた。決められなかったのは残念だけど、あのポジションにいたことが奇跡だと思う」とファビーニョは振り返る。両軍1人ずつの退場者を出しながら果敢に攻め込んだ末の壮絶なドローだった。

 「勝ち点1を取れたし、上との差は縮まった」と小林監督。首位G大阪とは勝ち点4差。主力3人を出場停止で欠く次節の東京V戦(11月12日)で真価が問われる。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2005/10/31/06.html
posted by 偏 at 08:05| NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする