2006年09月03日

【ヤマザキナビスコカップ】鹿島vs横浜FM監督および鹿島選手コメント(J’s GOAL)

●パウロアウトゥオリ監督(鹿島):

Q:最後の5分でチームが変わったようにバタバタしていましたが、その辺はどうお感じになっていますでしょうか?
「確かにこういう大会になってきますと、世界中どこに行っても残り5分で押される形になるというのはあり得ることです。ただ、選手にはつねに積極的にやる、積極的な判断をする、積極的に勇気を持つという、積極性を要求しているんですが、今回の積極的な判断というのが逆に引いてみんなでコンパクトになって守ろうという形になってしまって、そういう風な状況になってしまったんだと思います。私が要求しているのは、押し上げて前からボールに寄せに行くことです。マリノスの交代選手を見れば、明らかにサイドからボールを入れて得点なり、セカンドボールなりを狙ってくる形だったわけです。そこを抑えればあまり苦労せずに済むのではないかということを前にも選手たちには話したんですが、彼らの判断はそういう風になってしまったんではないかと思います」

Q:今日は1−0で勝ちましたが、水曜日に主力を休ませた成果が出たとお考えでしょうか?
「どの監督も戦法、つまり今後どういう風にチームを進めていくかということを考えると思います。あくまでも私は、この大会の方がプライオリティが高く重要だと判断したし、監督それぞれの考えがあると思っています」

Q:温存したことが今日の試合に影響したかを教えてください。
「明確にしておきたいのは温存したから試合に勝ったわけではなく、ピッチで選手が出した結果が勝利につながったということを、みなさんは考えなくてはいけないのではと思います。この大会はアウェイゴール方式というのがありますから、今日は失点をせずに得点を取るということを目標にしてやってきたわけです。それが結果に出たのだと思います。ガンバ戦のような試合運びができれば一番ベストだったんですけど、こういう大会の場合は結果が出たというのが一番大事なのではないかと思います。

次の試合も点を取りに行くつもりでいきますし、マリノスは失点してはいけなく、逆に点を取らなくてはいけないという2つの気持ちが入り混ざったものになりますので、相手の方がプレッシャーを背負いながら判断しなくてはいけない。それがガンバ戦のような結果に終われば一番ベストだと思います」

Q:シュート数が7本で、得点も1点というのは今日のゲームプランとしては仕方がないことなのでしょうか?
「できれば余裕を持った勝ち方がベストなのかもしれませんけど、長年カップ戦というUEFA杯でも、ブラジル杯でも、リベルタドーレス杯でも、こういう形を経験していますので、そういった経験を選手たちに伝えて、失点をしないということをまず徹底しました。逆に点を取れば特に精神的な部分で有利に進めることができるということを選手にも話しました。あとはいかにして、そのアドバンテージを賢く使うかということを考えなくちゃいけないし、それを守るのではなく、まずはそれは横に置いておいて、点を取りに行くということを考えなくてはいけないと思います」

Q:水沼監督が吉田選手が頭から出血していたということで、ボールを外に出して欲しかったとコメントしていました。その場面での、選手たちの判断についてはいかがお考えでしょうか?
「まず、われわれの選手たちの判断が一番正しかったのではないかと思います。世界ではレフリーが笛を吹くまでプレーを止めないということが徹底されています。レフリーの判断でありますし、そこは確認しておかなくてはいけない。日本のサッカーの向上というためにももう少し厳しさというものを求めなくてはいけないと思います。もし、相手の攻撃チャンスを潰すために、うちの選手が倒れた場合は、私はその選手に罰則を課します。

あの場面も、うちの岩政選手も出血していましたし、そのまま立ち上がってプレーを続けました。うちの選手の場合は、接触プレーがあって痛みを感じた、あるいはなにか違和感があって倒れてるようであれば、すぐにトレーナーに言って外に出して、外で治療してそのチームはひとり少ない状況で練習をさせていくということを方針として、就任当初から言い続けています。だからうちの選手はそういう判断をしたのではないかと思います。もうひとつは、とても早く状況が起きて、ボールがかなり前のほうに行っていたということです。うちの選手がボールを持ちながらうしろを振り向いて、誰か大丈夫かな、と確認することはあのスピードの中では無理ですから。レフリーがその場でプレーを止めるという判断をすれば、それはレフリーの判断になりますし、もうひとつは、倒れている選手がうちのペナルティエリア内、もしくはペナルティエリア付近であれば、うちの選手の視野に入っているわけですから、当然ながらうちの選手は外に出すでしょう。

日本はいろんな向上をしなくてはいけない。考えなくてはいけないのは国内のリーグの競争心というものをいかにして高めるかということではないかと思います。もうひとつ例としてあげますけど、日本対イエメン戦の中で、確か倒れている選手がいるときにレフリーが止めずに最後までプレーを続けたという場面があったかと思いますけど、それが世界の基準でありますし、FIFAの今年のワールドカップでも選手たちが倒れれば、すぐに担架で運び出す。要はリズム、試合のテンポが上がり始めたときに、選手の誰かが倒れてそれでテンポが切れてしまう、リズムが切れてしまうということがうちの試合だけでなく日本のサッカー全体でありますので、そこの部分を良くしていかないといけないと思います。

フェアプレーの意識は日本の場合はかなり高いレベルだと思いますが、逆に過度に反応しすぎる部分が多いのではないかと思います。オシム監督も発言しているかと思いますが、どんな状況でも、どんな場面でも、それに対応できる選手にならなければいけない。雨の日だろうと、暑い日だろうと、ピッチに穴がいっぱいあろうと、ピッチが良かろうと、そういういろんな状況に対して日々対応しなくてはいけないし、そこのスタートというのが練習なのではないかと思います。練習でその意識を徹底すれば、そういった意識の向上ができるのではないかと思います」

●野沢拓也選手(鹿島):
「(8月30日のリーグ戦)名古屋戦は引き気味でやっていたので、前から行こうという意識があった。やられている部分というのは自分たちのミスからで、今日の前半もそういうところがあった。0で終わったのはみんなの自信になる。こういうプレーを続けていけば良いと思う。この勢いを止めずに次につなげていきたい。リーグ戦のホームで0−3でやられたという借りを返したい部分もあった。アウェイでもこういうカタチで勝ちたい」

Q:小笠原選手のあとは野沢選手に、という指名を監督から受けていますが?
「彼とはやはり経験も違うし、背負ってきたものも違うし、自分がそれを背負うということは光栄なこと。緊張や不安もあるけど、チャンスをもらえてるわけだから自信を付けていきたい」

Q:1−0という結果については?
「最低条件は引き分け以上だったので、守備を前半から意思統一するというのが狙いだった。その中で前半から点が取れたのは良かったと思う」

Q:得点が1点だったことについては?
「あの得点もカウンターだったし、その後も何度かカウンターのチャンスがあった。そういうのをもう2点取れただろうし、そうしないと後ろがきついので、前の選手が点を決められるカタチをつくれれば良いと思う」

●増田誓志選手(鹿島):
「(リーグ戦で)負けたことを意識してないことはない。完敗したことが逆に良い意識につながった。負けてられないという気持ちがみんなの中にあったと思う。監督もそれを言っていたし、勝てて良かったと思う」

Q:小笠原選手が抜けて若い選手にチャンスがめぐってきてることについては?
「僕もいままで出られていなかったので、いろんなチャンスが広がると思うし、他の人も試合に出てやろうという気持ちも強くなっていると思う。試合にも出られるように監督も起用してくれるんで、若いからと言って出られないということはないし、みんな準備をしっかりできていると思う」

Q:決勝まで行くと、(代表選出で)内田選手などが抜けて大変な状況になりそうだが?
「どんな状況でも勝たないといけない。しかし、チーム全体の強さは無いと思う。いままでも満男さん(小笠原)がいないとか、代表組がいないということはあったので、2〜3人いなくても勝てるようにしたいと思う」

●曽ヶ端準選手(鹿島):
「ナビスコカップはアウェイゴール方式なので無失点で終えたというのは良かったと思います。(最後のイエローカードは)両手でブロックされたのでハンドだと思ってそこから始めようとしたら時間稼ぎと取られたんだと思います。ここ最近の試合は思うようにいかなかった部分もありましたが、一番タイトルに近い試合だと思いますので、そういう気持ちが出たのだと思いますし、そういう気持ちをJリーグでも続けていかないといけないと思います」

●岩政大樹選手(鹿島):
「最初からプレッシャーをかけていこうという気持ちだった」

Q:後半、大島選手が投入されてきましたが?
「特に守りにくいということはなかった。向こうの中盤もスペースが空いてきていたし、うちもさすがに前半から飛ばしていたので。向こうが変えてきたことが嫌だったということではなく、全体的に疲れが出たのだと思います。ただ別に、悪い対応ではなかったと思います。試合を通してプレッシャーをかけて守備ができたと思うし、後半向こうはロングボール頼みになっていたし、今日に関してはうちが主導権を握っていたと思います」

Q:今日はマリノスの攻撃がよくなかったということですか?
「いや、うちの守備が良かったんだと思います。DF陣ということではなく、チーム全体として守備が良かったと思います」

Q:そろそろ優勝を意識しますか?
「どうなんでしょう。でも、してると思います。決勝の舞台に立ちたいですね。ベスト4に来れば誰でも意識するんじゃないですか?」
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2006年08月31日

鹿島、ホーム名古屋戦は18戦全勝…J1第21節(報知)

◆J1第21節 鹿島2―1名古屋(30日、カシマスタジアム) 0―1の後半23分。DF岩政は、MF野沢の右FKを頭で叩き込んだ。「頭に魂込めました」という同点ゴール。鹿島が息を吹き返した。

 元日本代表MF小笠原がセリエAのメッシーナに移籍。FW柳沢が出場停止で、MF本山を負傷で欠いた。9月2日のナビスコ杯準決勝・横浜M戦(カシマ)を考慮して主力数人を温存したが、2―1で勝利。後半35分に決勝PKを決めたMFのF・サントスは「勝利を考えてプレーしたけど、得点できてうれしかった」と笑顔を見せた。

 Jリーグ発足後の初戦だった93年5月16日。MFジーコがハットトリックを、FWアルシンドが2ゴールを挙げて5―0で勝って以来、カシマスタジアムでの名古屋戦は引き分けすらなく、これで18戦全勝(リーグ14、ナビスコ杯4)となった。「あきらめず最後まで一つ一つ戦っていきたい」と岩政。小笠原抜きでも頂点を狙う。

http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20060831-OHT1T00078.htm
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柳沢効果!?日本語で歓迎…小笠原初練習(報知)

【メッシーナ(イタリア)30日】メッシーナに期限付き移籍したMF小笠原満男(27)が初練習で温かく歓迎された。29日午前に入団会見を済ませた小笠原は、早速午後練習に参加。開始前にMFスッロ主将から紹介されると、笑顔でチームの輪に加わった。

 練習中にはブラジル人DFラファエルとポルトガル語で談笑する場面も。終始リラックスした表情で約2時間半の練習をこなし、「ちょっと疲れたけど、楽しくできました。なぜかみんな日本語を知っていて、話しかけてくれた」と感想を語った。初めて生でプレーを見たジョルダーノ監督も「いい技術を持っている。両足を使うことが出来るし、肉体的にもいい状態にあるようだ」と好印象を抱いたことを明かした。

 30日付の地元紙も日本人MFの入団を大きく報道。「柳沢の会見は高級ホテルだったが、今回はほかの選手同様、本拠地で行われた。これを見ても経済的な興味で獲得したわけではないことがうかがえる」と伝えた。

 9月10日の開幕戦(対戦相手未定)に向けて、残る障害は労働ビザだけだが、小笠原サイドは早期取得のため一度本人が帰国するプランを検討中という。

http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/world/news/20060831-OHT1T00077.htm
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新司令塔だ 野沢2ゴールに絡む(スポニチANNEX)

【鹿島2―1名古屋】
鹿島の新司令塔MF野沢が2得点に絡んだ。
後半23分にゴール前右約23メートルのFKを岩政の頭にピタリと合わせると、決勝点となった2点目も自身のFKからPKを得た。小笠原と同じ赤のラインの入った同タイプのスパイクを履き、ボランチに入って攻撃を組み立てた。試合前にはその小笠原のビデオメッセージが流され「成長していつかまた鹿島に戻ってこられるよう頑張りたい」との言葉に大きな拍手が送られた。連敗を2でストップさせ、カシマスタジアムでの名古屋戦はこれで18戦18勝。野沢が小笠原の抜けた穴を埋めそうだ。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/08/31/09.html
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名古屋、不可解判定で18連敗…抗議文を提出へ(サンスポ)

J1第21節(30日、鹿島2−1名古屋、カシマ)カシマスタジアムでJ創設以来18戦18連敗(PK負けが2試合)。両軍合わせて11枚の警告、1人ずつの退場者が出る乱戦の中、同点の後半35分に不可解な判定からPK弾を決められた。U−21日本代表MF本田は「きょうのMVPは審判でしょう。鹿島もラッキーな勝ち点3だと思っているはず」と嘆いた。クラブ幹部は家本主審の判定に対し、Jリーグに抗議文を提出する方針だ。

★鹿島5戦ぶり白星!サントスが来日初ゴール
リスタートの舞台を白星で飾った。セリエA・メッシーナに移籍したMF小笠原に、左太もも肉離れのMF本山、累積警告で出場停止のFW柳沢を欠きながら、名古屋に2−1の逆転で5試合ぶり勝利。後半35分にPKで来日初ゴールを決めたMFファビオ・サントスは「日曜日に婚約者が来たので、初ゴールを見せられてよかったよ」とウインクしていた。

http://www.sanspo.com/soccer/top/st200608/st2006083107.html
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名古屋戦(日刊スポーツ)

鹿島ファビオ・サントス初ゴール/J1

鹿島MFファビオ・サントス(20)が、移籍加入後の初ゴールを決めた。同点で迎えた後半35分、主審の判断でやり直しとなったPKを左足で蹴り込んだ。6月のJヴィレッジ合宿からチームに合流し、この日がリーグ戦8試合目。27日に婚約者が来日していただけに「彼女に初得点を見せられてよかった。これからはもっと簡単にゴールを取っていきたいね」と笑顔だった。

http://www.nikkansports.com/soccer/f-sc-tp0-20060830-83144.html

鹿島、PKで名古屋に逆転勝ち/J1

名古屋が前半10分、FW津田のゴールで先制した。FW杉本の左からの折り返しを、落ち着いて右足で決めた。鹿島も再三決定機を作って反撃したが、前半は名古屋の1点リードで終了した。

 鹿島は後半23分に追いついた。FKをDF岩政が頭で合わせた。同24分にはMF青木が退場処分となったが、35分にMFファビオ・サントスがPKを決め、逆転勝ちした。

http://www.nikkansports.com/soccer/jleague/f-sc-tp1-20060830-82865.html
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小笠原関連(日刊スポーツ)

小笠原が初練習、ポルトガル語で会話

メッシーナに移籍したMF小笠原満男(27)が、29日の初練習で早くも言葉の壁を乗り越えた。「ブラジル人がいたので、ポルトガル語で話せました。みんな日本語を少し知っていたり、英語で話したりした」。前所属の鹿島は、外国人の補強はブラジル路線一本。簡単なポルトガル語でコミュニケーションしており、その経験が生きた。また先輩FW柳沢が所属していたことで、なじみやすい雰囲気だったのも大きかった。

 ジョルダーノ監督も「言葉、習慣を身につけるのが一番大変なこと。ただ人間的にもいいし、技術的には他の選手を上回っている」と高く評価。そして「中田英、中村のようないい中盤。トップ下でもいけるようだ」と起用法まで口にした。小笠原は「少し疲れたけど、楽しくできた」と終始笑顔だった。また伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトは1年間のレンタル期間終了後、完全移籍のオプションがあり移籍金は230万ユーロ(約3億4500万円)と報じた。

http://www.nikkansports.com/soccer/world/p-sc-tp3-20060831-83259.html

小笠原がミニゲームでメッシーナ初練習

J1鹿島からセリエAメッシーナへ期限付き移籍したW杯ドイツ大会の日本代表MF小笠原満男(27)が29日、当地で初めて練習に参加し、「楽しくできました」と、前向きに話した。

 練習は午後4時から約3時間半。小笠原はほかのメンバーと同じメニューをこなし、ミニゲームなどで体を動かした。「鹿島にはブラジル人選手が多い。僕はポルトガル語が少し分かるので、ポルトガル語で話したりした。日本語で話しかけてくる選手もいた」と、和やかなムードを強調した。

 ジョルダーノ監督は小笠原について、「よい素質を持っている。できるだけ話し合って、いい形を作れるようにしたい」と期待を寄せた。

http://www.nikkansports.com/soccer/world/f-sc-tp3-20060830-82791.html
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2006年08月29日

小笠原の成功には“脱・職人”が必要(ワールドサッカープラス)

鹿島MF小笠原のメッシーナ移籍が秒読み段階となった。中田英寿氏の功績もあって欧州では日本人のMFはFW以上に計算できるとされており、小笠原へのオファーが実力を評価されてのものであることは間違いない。

 小笠原は職人かたぎの選手で、昨年のコンフェデ杯で中田氏のプレーに対して意見をぶつけたように、確固たるサッカー観を持っている。ただ、その一方で、自分のポリシーにこだわってばかりいると、欧州では逆に足かせとなることが多いのも事実だ。

 99年にベネチアに移籍したMF名波(現C大阪)はわずか1シーズンでイタリアに別れを告げた。Jリーグ復帰後「成功したと思っていないが、失敗したとも思っていない」と語っていたが、その言葉通り、実は名波のプレーに対する周囲の評価はまずまずだった。フィジカルコンタクトで苦労した部分はあったがテクニックはチームでも随一で一目置かれていた。

 ただ、名波はサッカー選手としての自負が強烈すぎた。ベネチアはマケティング戦略上、イベントなどクラブ関連行事への参加を名波に再三、要請したが、本人は「イタリアにはサッカーをしに来ているから」と協力的ではなかった。当時のクラブ幹部は「彼には特別に通訳もつけたりして他の選手以上にお金もかかっていることを認識してほしかった。サッカーだけで許されるのはリバウド(元ブラジル代表)くらいのもの。もう少し協力してくれればいろいろプッシュもできたのに」と嘆いていた。プレー以外の部分も年棒のうちと割り切れば、チーム内での名波の存在はもっと大きくなっていたはずだった。

 小笠原の才能は誰もが認めるところ。ただ、欧州でプレーする日本人は当然ながら、外国人扱いとなる。ピッチの中はもちろん、普段の生活に至るまで日本で要求されるものとは違う。しかも、その上で結果が求められる。「郷に入っては郷に従え」は、英語では「ローマではローマ人のようにふるまえ(When in Rome, do as the Romans do.)と表現される。ローマではないが、メッシーナでも小笠原には同様の構えが必要ではないだろうか。(東京・運動部 内藤博也)

http://wsp.sponichi.co.jp/column/archives/2006/08/post_514.html
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小笠原移籍(3)(スポニチANNEX)

脱柳沢 小笠原まずイタリア語勉強

セリエAに残留確実となったメッシーナへの1年間のレンタル移籍が内定したMF小笠原満男(27=鹿島)が28日、鹿嶋市内のクラブハウスであいさつを済ませ、成田発の航空機でイタリアに旅立った。今後に向けては、2年半イタリアでプレーしたFW柳沢敦(29)から語学の重要性を説かれ、イタリア語習得のために家庭教師の準備をメッシーナ側に要請。柳沢の貴重な失敗談を基にして“脱柳沢”を図り、成功を収めて恩返しする。

 決意の旅立ちだった。Tシャツとジーンズというラフな姿で成田空港に現れた小笠原は、晴れ晴れとした表情で搭乗ゲートに向かった。「向こう(メッシーナ)に行ってやりたいという気持ちが強くなった。攻撃的なポジションにいるんで、得点に絡むことが大事」。口にした抱負も力強かった。

 27歳で経験する初の海外移籍にも不安は全くない。メッシーナは柳沢が今年2月まで在籍したチームで、鹿島とも太いつながりがあるからだ。住居は2月まで柳沢が住んでいたエリアの住宅が用意される予定で、通訳も柳沢の担当者と同じと環境面では十分配慮される見通しだ。

 さらに柳沢からはイタリアで勝ち残るためのアドバイスも受けた。セリエAでノーゴールに終わった柳沢の反省材料の1つに“イタリア語の早期習得”がある。この日の練習後も、柳沢は「(イタリア語を)しゃべろうとするかどうかで評価されると思う」と大きなポイントであることを強調した。もちろん、小笠原も柳沢と同じテツを踏まないよう、そのアドバイスに従って、すでにメッシーナ側にはイタリア語の家庭教師を依頼済み。「語学はこれから」と習得に意欲を見せた。

 柳沢がプレーしていた時代のメッシーナの試合もビデオでチェックし、さらにフィジカルを押し出すセリエAのスタイルも柳沢を通じて頭に叩き込んでいる。柳沢がイタリアで経験した“失敗談”が何よりも確かな教材というわけだ。出発前には鹿島のクラブハウスを訪れ、同僚に「ちょっと行ってきます」とあいさつすると、笑いが起こった。柳沢は「力は問題ない。技術が高く、イタリアには少ないタイプ」と成功を確信していた。「違う国に行くのは興味があるし、新たな発見があれば面白い」と小笠原。国内屈指の司令塔がイタリアでの飛躍を目指す。

 ≪肉離れ・本山も離脱≫鹿島MFの本山が茨城県内の病院で精密検査を受け、左腓(ひ)腹筋(ふくらはぎ)肉離れで全治4週間と診断された。ベンチスタートとなった26日の広島戦のアップ途中に左ふくらはぎを痛め、出場しなかった。最近はスーパーサブとしてFWでの起用が多かった。小笠原の移籍に続き、主力である本山の離脱はチームに与える影響も大きい。9月下旬の復帰を目指して、29日からリハビリを開始する予定だ。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/08/29/04.html

小笠原がイタリア到着 29日契約

サッカーのJリーグ1部(J1)鹿島からイタリア1部リーグ(セリエA)メッシーナへの期限付き移籍が決まったワールドカップ(W杯)ドイツ大会の日本代表MF小笠原満男が28日、正式契約のため、イタリアに到着した。

 ローマ経由でシチリア島のカターニア空港に到着した小笠原は「無事について良かった。(イタリア語は)これから勉強します。(シチリア島は)よく分からないことのほうが多いので、これから見たい」と話し、メッシーナへ向かった。

 29日に正式契約する見込み。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/flash/KFullFlash20060829002.html
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小笠原移籍(2)(サンスポ)

小笠原がイタリア入り−29日メッシーナと契約

【カターニャ(イタリア)28日共同】サッカーのJリーグ1部(J1)鹿島からイタリア1部リーグ(セリエA)メッシーナへの期限付き移籍が決まったワールドカップ(W杯)ドイツ大会の日本代表MF小笠原満男が28日、正式契約のため、イタリアに到着した。

ローマ経由でシチリア島のカターニャ空港に到着した小笠原は「無事について良かった。(イタリア語は)これから勉強します。(シチリア島は)よく分からないことのほうが多いので、これから見たい」と話し、メッシーナへ向かった。

29日に正式契約する見込み。

http://www.sanspo.com/sokuho/0829sokuho003.html

小笠原がメッシーナに期限付き移籍“イタリア人化宣言”

2度のW杯出場経験を持つ鹿島MF小笠原満男(27)が28日、不正問題のユベントスのセリエB降格に伴い、セリエA残留が濃厚なメッシーナへの1年間の期限付き移籍に合意し、成田発の航空機でイタリアに出発した。最低限の荷物には日本食を詰めこまず、現地では“イタリア人”になりきる覚悟を明かした。





Tシャツにジーンズ。小笠原が観光客のようなラフな服装で成田空港から出発。メッシーナへの移籍が合意し、容姿とは対照的な決意を胸に秘めていた。

「サッカー以外で困ることもあると思うけど、そういうものも楽しみたい。違う国に行くのも興味があるし、いろんな発見があれば面白い」。夢にまで見た海外移籍でテーマに掲げたのは“イタリア人化”だ。

出発日が決まったのは前日27日。慌てて用意した荷物はスパイクなど最低限で、インスタントみそ汁など日本食はなし。生活環境が安定するまで家族を呼ばないが、パスタやピザなどの食材で過ごす。「荷物はなきゃ、むこうで仕入れればいいでしょ。(食事は)現地のものを楽しみたい」とサラリ。自ら「しゃべれない」と公言するイタリア語については、現地の通信教育などで勉強する考えを持っている。

この日の午前8時半には茨城・鹿嶋市内のクラブハウスを訪れ、選手とスタッフにあいさつ。午前中はサポーターへのメッセージビデオの撮影、ロッカールームの整理に追われた。イタリアではメディカルチェックのあとの正式契約後、29日に入団会見。そのまま帰国せずに、セリエA開幕を迎える予定だ。

「正直、寂しい気持ちもありますね。まあ、むこうに行ったら行ったで変わると思います」。首には珍しく十字架のネックレス。普段は髪形も気にしない純和風な指令塔が、1年間の異国での生活で生まれ変わる。

★新天地では単独指令塔も
メッシーナは27日のイタリア杯3回戦・ラツィオ戦で延長戦の末に4−3勝利。16強に進出した。小笠原のライバル指令塔、チリ人MFコルドバがCKから直接ゴールを決めるなど活躍した。しかし、ジョルダーノ監督は「小笠原のビデオは見た。両足を使える攻撃的なMF。3−4−1−2布陣での“1”は十分できる」と単独指令塔での可能性に触れ期待の高さを表した。

http://www.sanspo.com/soccer/top/st200608/st2006082903.html
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小笠原移籍(1)(日刊スポーツ)

小笠原、メッシーナへ期限付き移籍決定

鹿島は28日、W杯日本代表MF小笠原満男(27)のセリエAメッシーナへの期限付き移籍が決まったと発表した。期間は来年6月末までの約1年間。

 茨城県鹿嶋市のクラブハウスにあいさつに訪れた小笠原は念願の欧州移籍が決まり「鹿島に残る選択肢もあったが、向こう(イタリア)でやりたい気持ちの方が強かった。今は寂しさもあるし複雑な心境」と1998年から在籍したチームを離れる胸の内を明かした。それでも「得点に絡むプレーをどんどん出していきたい。(生活面など)困ることもあると思うが、それも楽しみたい」と笑顔で新天地での活躍を誓った。

http://www.nikkansports.com/soccer/f-sc-tp0-20060828-82022.html

小笠原のメッシーナ移籍発表、伊へ出発

セリエAのメッシーナに移籍するMF小笠原満男(27)が、不動の司令塔でレギュラー奪取を目指す。28日、鹿島が来年6月末まで約1年間の期限付き移籍を発表し、小笠原は正式契約のためイタリアへ出発した。8年半在籍したJリーグや2大会連続でW杯に出場した経験を自信に、得点やアシストを量産する攻撃的MFでの出場にこだわる考えを示した。29日にメディカルチェックを経て契約し、セリエAで7人目の日本人プレーヤーが誕生する。

 日本で築き上げてきたスタイルを、やすやすと譲るつもりはない。願い続けてようやくかなった初の海外移籍。小笠原は午前中、鹿島のクラブハウスで同僚や関係者に別れを告げると、9月9日に開幕するセリエAに思いをはせた。「僕は攻撃的な位置でプレーしてきた。得点に絡むことが大事。ゴールなり、アシストなり、自分の好きなところで多くの結果を出していきたい」。即戦力として挑む覚悟でいる。

 司令塔として数々の栄光を手にしてきた。3度のリーグ優勝と2度のカップ戦王者、00年には天皇杯を含めて史上初の「3冠」を達成した。日本代表では2大会連続でW杯に出場した。2月に1度断ったメッシーナから再オファーを受けたのも、8年半所属した鹿島での実績を世界レベルで試し、自分自身の新たな可能性を模索するため。「向こうに行って、やりたい気持ちが強くなった」。日本人選手の海外移籍には、放送権料や経済効果への期待も大きい。だが「実力で評価されるべき時代になった」という自負もある。鹿島に残る選択肢もあったが、欧州トップリーグで日本人選手の力を証明する立場を選んだ。

 当面は家族を日本に残しての単身赴任。クラブ側が専属の通訳を用意するが、個人でイタリア語の家庭教師を雇うプランもある。「(荷物で)必要なのはスパイクぐらい。サッカー以外の面で困ることがあっても、それを楽しみたい。現地の雰囲気や流れに身を任せます」と笑う。レギュラーとして実績を残せば、オシムジャパンに招集される可能性は十分ある。だが「先のことは考えず、日々を大事にすることだけです」と言う。年齢的にも海外挑戦はラストチャンス。プロ9年目を迎えたJ屈指の司令塔が、無限の可能性が待つ新天地へ旅立った。

http://www.nikkansports.com/soccer/p-sc-tp0-20060829-82246.html

小笠原がイタリア入り、29日に契約

 鹿島からイタリア、セリエAのメッシーナへの期限付き移籍が決まったW杯ドイツ大会の日本代表MF小笠原満男(27)が28日、正式契約のため、イタリアに到着した。

 ローマ経由でシチリア島のカターニア空港に到着した小笠原は「無事について良かった。(イタリア語は)これから勉強します。(シチリア島は)よく分からないことのほうが多いので、これから見たい」と話し、メッシーナへ向かった。

http://www.nikkansports.com/soccer/f-sc-tp0-20060829-82327.html
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2006年08月27日

【J1:第20節】鹿島 vs 広島:試合終了後の各選手コメント(J’S GOAL)

●小笠原 満男選手(鹿島):
「今日は勝てなくて残念です。(前半は主導権を握った?) うーん、分からないですね。点を取れなかったことが大きかった。点が入らなきゃ勝てない。(立ち上がりから引かれた?) シュートが少なかった。もう少し思い切ってシュートを打つべきだった。そういう形もほとんどなかったんで、もっと作りたかった。(後半に失点してからリズムが狂った?) どうだろう、覚えてません。勝てなかったのが残念です」

●岩政 大樹選手(鹿島):
「負けるべくして負けた。ほとんどチャンスも作れていない。監督のいうアグレッシブさも出ていない。守備ではみんなボールをとりに行かないし、攻めでゴールにつっこむ選手もいなかった」

●柳沢 敦選手(鹿島):
「今日は勘弁してください」

http://www.jsgoal.jp/news/00037000/00037282.html
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【J1:第20節】鹿島 vs 広島:パウロアウトゥオリ監督(鹿島)記者会見コメント(J’S GOAL)

●パウロアウトゥオリ監督(鹿島):

Q:内田選手を変えた理由は?
「今日は乗っていないので交代した。正直、今日は冴えていないなと感じた。前半あれだけ素晴らしい攻撃をしながら、後半3分に点を決められ、別のサッカーになってしまった。レッズ戦で2−0から2−2に追いつかれたのもそうだし、この1週間はチームの精神的な弱さを物語っている。前半あれだけ見せたのだから、後半失点したくらいで崩れてしまったのは精神的な弱さだったと思う。相手のサンフレッチェに精神的な弱さを漬け込まれた。相手が選手の混乱を利用したゲームてだった」

Q:バイタルエリアから先を崩せなかったが?
「それは指摘された通り。3分の1のところまではたどり着いているが、クロスやシュートまで行っていないとハーフタイムに指摘した。主導権を握っているのだから、最終的にシュートで終わろうと話した。そういったプレーを求めたが、流れがうまくいかない中で足が止まり、気持ちのダウンがあった。精神的な弱さを見せてしまった。それが前回より増していたかもしれない。これについては選手が考えていかないといけない。いかに責任を感じて動くか。ボールを持たなければ責任を感じなくていい。僕がやらなきゃいけないと思うことこそが精神的な強さだ。それが前半はあったかもしれないが、後半は弱さを露呈した。
 レッズ戦のダメージを抱えている選手が何人かいるのは事実だが、そっとしておくのではなく、這い上がることが強くなることだ。思うようなプレーができない時、どう乗り越えるか。こういう状況で力を発揮できる選手こそ力がある。昨年は勝ち点をリードしている状態から最終的に落ちてしまうなど、ここ数年はこういう形がチームの伝統になっている。だから選手を見て分析したい。ナビスコカップも見据えて、いい時は維持でき、悪い時は変えられるかどうか。それがメンタルの強さだ」

Q:全体にどう立て直すのか?
「9月2日の試合もあるから、その前の試合は何人かを温存しつつ試合のできる人は出て、疲労している人は休ませる。あちこちに疲労が蓄積している状況だ。それを考えながら選手起用を行っていきたい。いい時だけでなく悪い時にこそ試合に出て、悪い状況を変えたいと思うような選手を使っていきたい」

http://www.jsgoal.jp/news/00037000/00037276.html
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【J1:第20節 鹿島 vs 広島 レポート】勝てない鹿島、暫定首位・浦和との勝点差が10に開く。広島は連敗を3で止める。(J’S GOAL)

「浦和レッズに2−0から2−2に追いつかれたダメージをまだ何人かの選手が抱えている。この1週間の戦いぶりは精神的な弱さを物語っている」とパウロ・アウトゥオリ監督はため息交じりに話した。その複雑な胸中もよく理解できる。3連敗中で15位に低迷するサンフレッチェ広島を前半から圧倒。野沢拓也のシュートがポストを叩くなど、勝利は遠くはないと思われる展開だったからだ。しかし後半開始早々に失点するとチームは混乱。終盤には守備陣のミスで2点目を失い、そのまま敗れた。イタリア・セリエAのメッシーナ移籍のため、この一戦がラストになると見られた小笠原満男も不発。優勝の可能性はさらに遠のいてしまった。かつての常勝軍団は今季最大の窮地に追い込まれた…。

http://www.jsgoal.jp/news/00037000/00037320.html
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小笠原Jラストゲーム(各誌)

小笠原Jラストゲーム飾れず/J1(日刊スポーツ)

鹿島MF小笠原満男(27)が、最後のJリーグ戦で有終の美を飾れなかった。イタリアのメッシーナへの移籍を目前に臨んだ広島戦。故郷の岩手県から駆けつけた両親も見守る中、攻守両面でチームをけん引したが、0−2でまさかの完敗。試合後、サポーター席から「イタリアでも頑張って」と声を掛けられたが、顔を上げることなく8年間慣れ親しんだ本拠地のピッチを後にした。

 小笠原は「勝てなくて残念です。思い切ってシュートを打てるような形をつくれなかった」と声を絞り出した。前半36分に相手DFの頭上をわずかに越える浮き球パスでMF野沢のダイレクトボレーを引き出すと、後半19分には正確な右CKをFWアレックス・ミネイロの頭に合わせた。攻撃を組み立てる一方で、ピンチには最終ラインまで駆け戻り、体を投げ出して守備。普段は冷静な分析家が「試合中のことは、よく覚えてないんです」と無我夢中でボールを追った。

 鹿島は今季2度目の連敗を喫し、4試合勝ちなしで首位戦線から脱落した。勝利による最後の恩返しは果たせなかったが、司令塔の後継者の1人、野沢は「いいイメージを持って(欧州に)行かせてあげたかった。でも、僕らはチャンスだと思って頑張らなくてはいけない」とプレーを通じてメッセージを受け取った。小笠原は今日27日に鹿島側と移籍の最終確認を行い、翌28日にも渡欧する予定。移籍期限の今月末までにメディカルチェックと正式契約を行う。Jリーグでの経験と思い出を胸に、新たな挑戦に乗り出す。

http://www.nikkansports.com/soccer/p-sc-tp0-20060827-81325.html

好機演出も…鹿島・小笠原“ラストゲーム”白星で飾れず(サンスポ)

J1第20節第1日(26日、鹿島0−2広島、カシマ)セリエAに残留濃厚なメッシーナが獲得を発表しているMF小笠原=写真=は、本拠地の大歓声に応えられず。鹿島でのラストゲームとなる可能性が高い中、再三の得点機を演出したが0−2で敗れた。「残念だけど、点が入らないと勝てない…」と唇をかんだ。早ければ27日に移籍が正式決定し、28日にもイタリアへ旅立つ。

http://www.sanspo.com/soccer/top/st200608/st2006082705.html

小笠原ラス闘飾れず…J1第20節(報知)

◆鹿島0―2広島(26日・カシマ) 鹿島は0―2で広島に負け、セリエA・メッシーナへの移籍が決定的となっているMF小笠原満男(27)の“国内ラストマッチ”を飾れなかった。

 こん身の右足弾はネットを揺らせなかった。ロスタイム3分を経過して得たゴールまで約30メートルのFK。MF小笠原が蹴ったボールは、ゴール前で相手DFにはね返された。「シュートまで持っていくことが必要だった。そういう形が作れなかった」。直後、終了の笛がむなしく響いた。

 メッシーナへの移籍は秒読み段階。27日に鹿島フロントと最後の話し合いを行う。早ければ27日にも鹿島に正式オファーが送付される。正式決定なら、この広島戦がラストゲームに。最後を飾りたかった。だが、試合は0―2。MF野沢も「いいイメージで終わらせてあげたかった」と唇をかんだ。

 現在、鹿嶋市内のカシマサッカーミュージアムには、ドイツW杯に出場した小笠原とFW柳沢の代表ユニホームが展示されている。だが、小笠原のものはサインが入っていない。関係者によると、小笠原は展示後の返却を希望しているという。

 02年日韓W杯はわずか6分の出場に終わった。ドイツW杯は146分出場。予選敗退も、大きな財産を得た。自分のユニホームを身近に置くことで世界での経験を思い出す。そしてメッシーナで新たな経験を積み重ねる―。さらなる飛躍の舞台が待っている。

http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20060827-OHT1T00100.htm

移籍秒読み 小笠原ラスト飾れず…(スポニチANNEX)

【鹿島0―2広島】背中は揺れていた。90分間、戦い抜いた小笠原は肩で息をしていた。8年半、走り続けたカシマスタジアムで「全力をつくす」というモットーを最後まで貫いた。サポーター席の大コールに、右手をそっと上げた。感謝の気持ちを伝えていた。

 「勝てなくて残念。点が入らないと勝てない」と試合後は敗戦の悔しさだけが口をついた。前半36分には野沢とのアイコンタクトからループパスを送った。味方への1つ1つのパスに、メッセージがこめられていた。この日は両親を試合に招待していた。言葉には出さないが、この試合に懸ける思いは強かった。

 秒読み段階に入ったメッシーナ移籍。前日25日にはメッシーナ側が1年間のレンタル移籍での獲得を発表した。セリエA残留が確定すれば近日中にも移籍が決まる見通しだ。だが、周囲に与える影響を考えてか、チームメートに移籍話を切り出したことはない。自分のことよりも、チームのことを第一に考えているから。不器用な男の思いは全員に伝わっていた。後輩の野沢は「いいイメージで終わらせてあげたかった」と唇をかんだ。

 26日付の現地紙は「さあ小笠原、新しい中田の登場」というタイトルで特集記事を掲載。ジョルダーノ監督は「非常に有益な存在」と即戦力としての期待を高めている。小笠原は27日に鹿島側と話し合いを持ち、28日にイタリアに渡る方向で調整している。次なるステップへ、新たな旅に出る。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/08/27/02.html
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2006年08月20日

【J1:第18節】鹿島 vs 浦和:試合終了後の各選手コメント(J’s GOAL)

●本山雅志選手(鹿島)
「もうちょっとキープをしようとしてボールを回したけど、もっとできればね。前で取られるより中で取られるのが危険だと思ったし、マイボールにして時間を稼ぎたかったけど、それができなかったのが反省点。次はしっかりしてリードしている時は守りぬけるようにしないと。あとはキープをして、シュートを確実に決めること」

●内田篤人選手(鹿島)
「もう少しクロスをあげさせなければよかったけど。今日は守備をまずしっかりやってからという考えだったので、前半は引き気味で行った。相手の疲労度? それはあまり感じなかった。こっちも疲れていたし、向こうも疲れていたと思う。2-0にした後、向こうがワシントンに当ててそのこぼれ球を狙ってくることは分かっていたから注意していた。でも追いつかれたのは残念。勝っていれば上との差も縮まっていたし。切り替えてやるしかない」

● 岩政大樹選手(鹿島)
「残念。相手は組織的な攻撃というよりは個人個人の力で攻めてくるチームだった。局面で頑張ればそんなに怖くはないと思っていた。今日は2-0までいいリズムで守れていた。ここ最近の試合と同じように、いいリズムでやれていた。失点したからダメということもない。失点のシーンは左からファーサイドに上げられて、その折り返しを決められた。2点ともそうだった。前回も同じような形でやられているし、そのあたりは狙われているのかな。僕が行くのか、篤人(内田)が行くのかを考えないといけない。2-0になってからが甘かった。気の緩みが出たというか。去年からそういう展開が多い」

●柳沢敦選手(鹿島)
「ホームだったし、2点リードの中、残り時間に追いつかれたのは非常に残念。でも終わったことだから切り替えるしかない。いいゴールだった? そうですね。しばらく取っていなくて、取りたい気持ちもあったし。これを機に続けたいと思う。数的優位とか考えるのも大事だけど、しつこくやればチャンスができることをつねに考えないといけない。特に後半、すごくよくなってきた部分がある。前半は向こうのボール回しがよかったけど、後半になってこっちが落ち着いて回すことができてチャンスも作れた。でも最後にレッズの強さを見せ付けられたし、ウチの弱さを出してしまった」

http://www.jsgoal.jp/news/00036000/00036954.html
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【J1:第18節】鹿島 vs 浦和:パウロアウトゥオリ監督(鹿島)記者会見コメント(J’s GOAL)

●パウロアウトゥオリ監督(鹿島):
Q:浦和は終盤、パワープレーに出てきたが、その対策は? ワシントンの2点目が入った時、2人の選手が交代ゾーンにいたが、交代をもう少し早くするつもりはなかったのか?
「交代はその対策のためではなく、ボールキープすることがまず大事だと考えたから。自分たちがボールを保持すれば、相手がゴールを入れる可能性が低くなる。いずれにしても、今日は内容的には素晴らしく、選手たちを称えたい。ウチのチームに対して今日は言うことがないし、ジュビロ戦で最後に1点を取ったけど、今日は追いつかれたということ。それがサッカーだ。
 両チームは素晴らしいサッカーをした。日本のサッカーはつねにこういうものを見せなければいけない」

http://www.jsgoal.jp/news/00036000/00036951.html
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【J1:第18節 鹿島 vs 浦和 レポート】見ごたえある好ゲームも、両者痛み分け。あと一歩で勝利を逃した鹿島は5位後退し、浦和も悔しいドローで首位陥落。(J’S GOAL)

「ホームだったし、2点リードの中、残り時間に追いつかれた。非常に残念です」
 今季開幕戦でのハットトリック以来のゴールを挙げた柳沢敦の言葉が、鹿島イレブン全員の心中を如実に表していた。アレックス・ミネイロがセットプレーからのワンチャンスをモノにし、得点から遠ざかり続けていた柳沢も2点目を奪ったのだから、2試合ぶりの勝利は確実かと思われた。しかし「2−0になってからが甘かった。気の緩みが出てしまった。昨年からそういう展開が多い」と岩政大樹が反省した通り、ここから浦和の追撃を許してしまう。柳沢の得点の2分後に小野伸二に1点を返され、さらに終了間際にワシントンに同点弾を決められたのだ。

http://www.jsgoal.jp/news/00036000/00036980.html
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屈辱から2カ月…柳沢 再起の一発(スポニチANNEX)

“古井戸”も忘れるな!J1第18節第1日は19日、各地で7試合を行い、鹿島はホームで浦和と対戦し、2―2で引き分けた。W杯日本代表のFW柳沢敦(29)は後半24分、ワンツーから左足で浮かした技ありのシュートで、3月5日の開幕戦(広島)でハットトリックを決めて以来となる5カ月ぶりのゴールを奪った。また、名古屋のU―21代表MF本田圭佑(20)が磐田戦で2ゴールをマークしA代表入りをアピールした。G大阪が大宮を下して首位に立った。

 熱帯夜を超える“熱さ”だった。5カ月ぶりの、そしてカシマスタジアムでは3年ぶりの一発。柳沢は右腕を突き上げ、体を震わせながら喜びを爆発させた。

 「しばらく点が取れていなかったんで、取りたいという気持ちはあった」。柳沢らしいゴールだった。カウンターから左サイドに開いてボールをキープすると、駆け上がってくるアレックス・ミネイロを待つ。相棒とのワンツーで日本代表DF闘莉王を置き去りにして、前に出てくる山岸の動きを見て左足でふわりと浮かせた。

 W杯ドイツ大会のクロアチア戦(6月18日)で、得点機にミスキックしチャンスを逃したプレーが批判の的になった。精神的なダメージは計り知れず、チームへの合流時期の延期を自ら申し出るほどだった。鹿島に戻ってからも対戦相手のサポーターから激しいブーイングを何度も受けた。それはこの日の浦和戦も同じだった。「常に努力していかないといけない」。そう自分に言い聞かせ練習に取り組んできた。

 練習後のクラブハウスでは誰よりも体のケアに時間をかけている。3月に右足第5中足骨を骨折し、急ピッチのリハリビでW杯本番に間に合わせたため反動で調子を崩した。メッシーナ時代に痛めた左足首痛も完治していなかった。それでも自分自身を信じて努力を重ねようやくコンディションが上がってきた。

 「ホッとしたというよりも、もっともっとやろうという気持ちにさせられた」。ジーコジャパンの古井戸組だが、オシム監督は「古い井戸にもまだ水は残っている」と代表の門戸を閉ざしたわけではない。ピッチでの悔いは、ピッチで晴らす。柳沢が誇りの青いユニホームを取り戻す。

 ≪小笠原先制アシスト≫MF小笠原は先制点をアシストする活躍を見せた。前半40分、右CKでニアに飛び込んでくるアレックス・ミネイロの頭にピタリと合わせた。献身的な守備も披露したが「2―0になってもっと楽な展開で勝たなければならなかったのに」と悔やんだ。メッシーナのオファーに対して前向きな姿勢を見せており、セリエA残留が決まれば移籍を決断する可能性が高い。新たな動きが出るまでは鹿島でのプレーに集中する構えだ。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/08/20/01.html
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「メッシーナ小笠原」先送り…ユーベ降格問題受け(スポーツ報知)

FW小笠原満男(27)=鹿島=のイタリア・セリエA、メッシーナへの移籍決定が21日以降に再びずれ込むことになった。

 イタリア・オリンピック委員会の仲裁機関は18日、審判員の不正操作でセリエB(2部)への降格処分が下っているユベントスとイタリア・サッカー協会との調停を行ったが和解に至らず、処分に変更はなかった。

 決定を不服とするユベントスは21日に開く役員会で今後の対応を検討する予定で、同仲裁機関の最終判断を求めるか、司法機関に控訴するものと見られる。セリエB降格のユベントスと入れ替わりでA残留のメッシーナは、ユベントスのB降格が正式決定するまでA残留が確定しない。小笠原への正式オファーはA残留が決まるまで出せない状況だ。

http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/world/news/20060820-OHT1T00068.htm
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